パニック障害とは 院長コラム

パニック発作は不安発作とも呼ばれ、「このまま死んでしまう」「このまま気が狂ってしまう」などの強い不安に急に襲われること(パニック発作)を繰り返す疾患です。
パニック発作には、しばしば動悸、呼吸苦、しびれ、めまいなどの身体の症状も伴い、本当に死んでしまうかのような体験になります。
さらに、パニック発作がまた起こるのではないだろうかと不安になってしまい(予期不安)、この病気の3割から5割の人は外出先で発作を起こすのが不安なあまりに一人で長時間外出するのが困難になります(空間恐怖)。
急行電車には乗れない患者さんは少なくありません。
外出中に「気持ち悪くなって吐いてしまうのではないか」「トイレのないところで急におしっこをしたくなってしまうのではないか」などが不安になって外出できなくなるものもあります。

院長 片山信吾