パニック障害の治療について 院長コラム

近年はSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)などの新しい向精神薬が登場しました。
時に「心の病気」も薬で何とでもできるととらえられがちですが、精神科治療は薬物療法だけではなく精神療法も必要です。
パニック発作の予防や予期不安の軽減を目的として行われる薬物療法はかなり有効で卒業できる人もいます。
しかし薬がないと外出できなくなる人もいて、症状の背景に何らかの対人関係の問題が隠れている場合などは、自分を見つめ直すための精神療法が必要となります。

院長 片山信吾