医者の誤診か何かの配慮か?
適応障害は
①ストレスの原因から3ヶ月以内に著しい苦痛を伴う症状が出現している
②社会生活で重大な障害となっている
③何らかの精神疾患等の基準を満たさない
の3つの条件を満たしたときに診断されます。
つまり、何らかの精神疾患に当てはまった時には使わない病名なのです。
ですが職場などのストレスや環境で不調となると、安易に適応障害と診断されることが多く、問題です。
まるで本人の適応能力が足りないかのようで、治療も不十分。
他院でそう言われた患者さんが経過不良で当院に回ってくることがありますが、
詳しく聞き取ると、うつ病、双極性感情障害(躁うつ病)や発達障害と判明することも多くあります。
もちろん説明と治療をやり直し、しっかり治す努力をします。
皆さん、適応障害の診断書を貰ったら気をつけましょう。
受け取った会社の担当者も注意して下さい。
院長 片山信吾